健康診断を受けましょう

2021/05/19

健康管理の基本は健診

新型コロナウイルスに感染することを心配して健康診断やがん検診の受診を迷っている方が増えているそうです。
感染を避けるために健康診断やがん検診を受けないことで、ほかの健康問題が起こるリスクが大きくなってしまうのは避けたいことです。
厚生労働省は、定期的な健康診断とがん検診で健康状態をチェックすることが大事だと呼びかけています。その上で、健診実施機関に対しては3つの「密」(密閉、密集、密接)を避けて十分な感染防止対策を講じるよう求めています。神奈川みなみ医療生協の各診療所では検温や手指消毒、人数を制限するなどの対策をとっています。
基礎疾患がある方や高齢の方など受診による感染リスクをご心配の方はまず、各診療所にご相談ください。
健康診断は健康管理の基本です。体の異常は見た目だけではわかりません。健康診断を受けて病気の予防、早期発見・早期治療を心がけましょう。

がん検診も受けましょう

日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなるといわれています。
がんで死亡する人が増えている一方で、がんになっても治る人が増えています。
医療技術の発達により早期発見ができればがんにかかった人の生存率は上昇します。早期発見はがん治療のためには何より大切です。
症状が出てきたときにはすでにかなり進行していることもありますので、自覚症状が無くても毎年かかさずにがん検診を受けることが重要です。また、費用面についても早期治療することによって負担が少なくなります。

がん検診で精密検査が必要になったら速やかに医療機関へ

がん検診は受けて終わりということではありません。結果次第では精密検査が必要になります。
もし、がん検診で「要精密検査(がんの疑いあり)」という結果が出た場合は本当にがんがあるかを調べるため、精密検査を受診します。変」であれば、次回のがん検診を受ける形で問題ないとされています。
一方、精密検査で「がん」と判明した場合は、必要に応じてがんの治療に進みます。「症状がない」、「健康だから」といった理由で精密検査を受けないと、がんを放置してしまう可能性があります。
わからない事はまず診療所にご相談ください。