2019年神奈川県生協大会

2020/01/01

一人ひとりが大切にされる社会を「分かち合う」こと、「助け合う」こと、そして「ともに生きる」ことを

10月23日 ワークピア横浜 参加29団体301名
人々が現在直面する問題を共有し深め合い、生協に何ができるのかを考え、また生協間の交流を進める場として毎年神奈川県生協連が主催する生協大会が今年も開かれました。
基調講演では「つくろい東京ファンド」代表理事の稲葉剛さんが自身の経験や事例をあげながら現代の貧困について話されました。稲葉さんはバブル崩壊後の路上生活者の姿を見て“日本は豊かな国”との思いが砕かれ、現在までさまざまな支援活動を展開されています。現代の貧困には経済的貧困と人間関係の貧困の2つの側面があり、前者は行政が責任をもつこと、後者は社会的孤立を防ぐため立ち向かう必要があると説かれました。講演後は各生協が展示ブースの案内を兼ねた「自慢の種」の紹介。医療生協は揃いのはっぴ姿でそれぞれの取り組みをアピール。みなみはフレイル予防に意欲的なことを自慢してきました。展示ブースを巡りながらの試食や販売、健康チェックなどでは和やかに、時ににぎやかに交流する様子が見られました。重いテーマの生協大会でしたが、助け合いの組織として生協の役割がより重要になっていることを感じました。(T)