地域療養神奈川モデル

2021/12/29

新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養されている方で悪化のリスクがある方、悪化が疑われる方について地域の看護師が毎日、電話による健康観察を行うほか、必要に応じて自宅を訪問して対面により症状を確認し、24時間電話相談窓口の開設する事業を「地域療養神奈川モデル」と言います。

三浦市は7月から実働し、みうら訪問看護ステーションも輪番制をしきながら対応してきました。
毎日、対象者の人に電話をかけ、体温・酸素飽和度・その他体調全般を聞き取り、医師に報告します。この対応は療養期間の終了まで続きます。
8月は感染者が急増し、1日の半分以上が電話対応で終わることもありました。電話の向こうから聞こえてくる患者様の不安な訴え・止まらぬ咳、入院施設へのスムーズな案内ができない状況との狭間で、出口の見えないトンネルに入ってしまった様でした。9月に入り感染者は減ってきていますが終息したわけではありません。
国の新体制のもとコロナへの対策も講じられるでしょうが、個々での対応も再度振り返る必要があるように感じています。
これ以上、大切な命が一つでも失われませんように。1日も早く安心した日常生活が送れますように。マスクなしの笑顔が見られますように。

みうら訪問看護ステーション
小村 寛美

地域療養の神奈川モデル実施スキーム