第14回全日本民医連
共同組織活動交流集会in神奈川 パシフィコ横浜

2018/10/31

 全日本民医連は9月9日〜10日、第14回全日本民医連共同組織活動交流集会を開催。「横浜の白帆に憲法9条かかげ、平和・いのち・くらし輝く未来を!」をテーマに、全国から約2400人が横浜に集まりました。全体会の記念講演では、共同組織を研究しているヘイムス・アーロン氏による講演。分科会では神奈川みなみ医療生協も発表をしました。

孤独は、タバコや高血圧と同じくらい危険
 全体会の記念講演はヘイムス・アーロン氏。セントルイス・ワシントン大学院生であり、人文科学部文化人類学科・医療人類学専攻。民医連の共同組織というコミュニティに興味を持ち、班会などの活動に参加しながら独自の目線で共同組織を研究していく中で、共同組織の医療機関は病気だけでなく、その人の病気以外の問題も解決していくことが特徴的であり、社会的問題となっている孤独も班会などに参加することで解決をしていくことが普通の医療機関との違いであることを述べていました。講演中に述べられた「孤独はタバコや高血圧と同じくらい危険」という言葉に、あらためて地域でのコミュニケーションや日々のつながりが大切であることを再認識しました。(K)

分科会で発表 平作城北支部
 9月10日「地域まるごと健康づくりの取り組み」の分科会で、わがみなみ医療生協の平作城北支部が活動発表しました。分科会では8つの都道府県から発表があり、それぞれの地域での活動の様子がよく分かりました。平作城北支部は支部長の山下幸子さん、副支部長の簑島君子さんの2人が「ペットボトルのふた開けられますか?」という題での発表で、みなみ医療生協の紹介から始まり、日ごろの支部の活動を報告。食事会でのお弁当の数や被災地支援カンパの金額に、会場からほぉっと言う感嘆の声がもれました。さてこのちょっと変わった演題名は高齢になり握力が衰えるといろいろなリスクが増すということで、支部で握力計を購入し、健康チェックに握力測定を加えたことからつけられました。
握力不足が心身にどんな影響があるか、学術的な側面にも言及した充実した発表でした。活発な質疑応答にお国言葉が飛び交い、全国規模の大会を実感。その中でみなみ医療生協が活動発表したことを大変誇らしく思います。(T)